ハンモックピロー体操とは、5分から10分の間、ハンモックピローに頭をのせて、身体をゆらゆら揺らしたり、軽いストレッチする体操なのですが、

「自分で身体を動かすのは疲れるのではないか」とよく言われます。

 

しかし、この体操の第一の目的は、身体を脱力させてリラックスすることにあります。

要は、筋肉の緊張を緩めるために身体を揺らすのであって、疲れるほど揺らす必要はないのです。軽く揺らしてリラックスし、また揺らしてリラックスします。

5分~10分の間、ずっと身体を揺らすということではありませんので、ご安心ください。

 

また、ハンモックピローは頭を空中で支えているために、首に力が入りにくくなります。そのため、地に頭をつけている時に比べ、動きが軽くスムーズになります。

 

不思議なことに、首に力が入らないと、身体全体の力が抜けるのです!

 

逆に言えば、身体に力が入っている時には、首にもの凄い力が入っていると言えます。

 

首の筋肉が硬くなると、毛細血管の動きが鈍くなり、血流が悪くなります。すると、酸素が供給されにくくなり、乳酸が溜まり、痛みを感じる成分が分泌され、また筋肉が硬くなります。この悪循環にはまっていくと、自律神経が乱れたり、頭痛がしたり、呼吸が浅くなったり、眠りが浅くなったり、身体に良くないことのオンパレードになるのです。

 

首に力が入っている時は、身体も心もストレスを感じているということを理解し、その状態が持続している時には、意識して首の力を抜いていただければと思います。

 

しかし、首の力を抜くということは、簡単なことでしょうか?

頭という重石をつけた状態で、首をマッサージしたり、首の体操をすることが、果たしてどのくらいの意味があるのか、と私は考えます。

 

首は頭を支えるために、常に筋肉を緊張させています。

その緊張をとるための作業を、頭を支えるという負荷を首に与えながら行っても、

緊張はとれる筈がないのです。

 

首の筋肉を緩めるためには、頭という重石を外さないといけないと考えます。

 

首を解放することは、身体全体を解放することにつながります。

手早く、簡単にリラックスするためにも、頭の重石をハンモックピローに預けていただければと思います。

 

もしも、このブログを、どなたか医療関係者か研究者の方がご覧になって、私の言うことが真実なのか調べてみたいと思われる方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。ハンモックピローを無償で貸与させていただきます。

 

近い将来、病気や怪我、さまざまな苦痛でお困りの方にも、ハンモックピローをお役立てていただくことができたらと、心から願っております。