あなたは1日に何回鏡を見ますか?
それはいつ見ますか?朝ですか?見るのは顔だけですか?それとも全身ですか?
若い頃には一日に何度も鏡を見ていたのに、年齢と共に段々自分を見るのが嫌になり、鏡から遠ざかってしまいがちな方は多いのではないでしょうか?
私なども、朝顔を洗うとき、お化粧をする時は鏡を見ないわけにはいきませんが、だんだんとシミやシワがでてくると、あまり正直に映る鏡は敬遠したくなります。少し曇っているくらいの鏡がちょうど良かったりして、わざと汚れたままにしておいたり、わざと遠くから見たりします。
しかし先日、たまたましっかり映った自分の顔を見て、「えー!なんで、こんなところにシワがあるの?」と驚いてしまいました。でも、驚くのは、シミやシワだけではないのです。
座っている時の、横から見た自分の姿勢・・これには本当に愕然とするものがあります。特に、パソコンを打っている時の、顎出し姿勢は「うわーっ!なんだこりゃ」と叫びたくなるくらい崩れています。
テーブルの高さや、椅子の高さもとても関係しているかと思いますが、何よりキーボードに手を置くことで肩が前に出て、その結果胸や背中が丸くなるのです。そしてそのままでは下を向いてしまうから、顎を前に出してバランスをとっているのです。
この姿勢って実は楽なんです。力を入れないのでリラックスしています。けれど、その状態を長く続けていては、体の本来持っているS字カーブが崩れますから、どうしても腰や肩、首などに負担がかかるのですよね。
しかも、見た目がよろしくない。酷いなーと、自分を諦めてしまいそうになります。
ではどうするか。諦めたくない人は、姿勢を正そうとして涙ぐましい努力をする訳です。背筋をまっすぐにしようとして、お腹や太ももにグッと力を入れて、必死に重力と戦って自分の身体を支えようとします。その手助けをするグッズもたくさん販売されていて、お尻の下に置くクッションや、顎だしやストレートネックを改善すると謳うネックピローも販売しています。要するに、重力により支え切れなくなった筋肉を手伝い、体を支えるためのグッズです。
しかし、それらを使用していて、改善されるのでしょうか?ひょっとしたら、気休めなのではありませんか?
もし、?がつくのなら、チャンスが訪れているのかもしれません。自分なりに姿勢を改善するためのアイデアを考えるのです。自分の姿を見て自己嫌悪を感じるのではなく、自分で自分を好きでいられるような状態に保っていられる、ちょっとした工夫をしたいですね。
そこから何かが始まるかもしれませんよ!