ハンモックピローの使い方について、よく皆様から質問を受けます。
ハンモックピローは横向きになれますか?
この質問の答えは、イエスです。
ハンモックピローに頭をのせた状態で横を向くことができます。
ハンモックピローのフレームの部分に、頭や顔をぶつけないかご心配かもしれませんが、
普通に寝返りを打つように横を向く分には、
全くぶつからないでお使いいただけます。
肩こりや、四十肩、五十肩を解消するための体操ですが、
この横向き姿勢の状態で、上になっている方の肩を、ゆっくりと回していただきます。
ハンモックピローの体操は、全てゆっくりと力を入れずに、楽に行うのが基本ですので、
腕や肩を回す際にも、決して勢いよく行わないでください。
脱力して、深く呼吸をしながら、ご自分の身体の節々と相談しながら行うのがコツです。
無理のない状態で、少しずつ可動範囲を広げるようにして行います。
以前、私は、テレビでやっていた肩に良いという体操を行ったところ、
逆に肩を壊して、腕が上に上がらなくなってしまった事があります。
テレビで紹介していた体操だから、絶対に身体に良いと思ったのですが、
身体に無理な負荷がかかって、その後、半年ちかく痛い状態が続きました。
身体の状態は人それぞれですから、
大切なのは、自分の身体の状態を確かめ、相談しながら行うことが大切です。
さて、半年近く、腕が上まで上がらなかったのですが、
まさか治る訳はないだろうと思いながら、ハンモックピローで肩まわしを行ってみました。
初めは、あるところまで上に上げると痛かったのです。
これ以上上げたら痛みがくるなと、自分でわかりますから、
それ以上はあげません。
しかし、何回か行っているうちに、
以前のように、問題なく腕が上がるようになりました。
なぜか?
ハンモックピローは、頭の重さを支えてくれるからです。
首や肩が、頭の重さによる負荷がかからないので、
緊張した筋肉や筋を解放します。
そして、脱力して軽くゆらゆらと揺らすことで、
可動域を広げていきます。
その結果、身体の内側から、正常な状態に戻ろうとしてくれるのです。
ご自分で行うので、これ以上やったら痛いというのはおわかりだと思います。
そして、痛気持ちいい、というところで、ゆらゆらと脱力しながら身体を揺すってみるのです。
一度に良くなろうとせず、リハビリだと思って、何度かトライしてみてください。
ゆっくり、ゆったりと、気長に行うのがコツです。
いつの間にか、自然と可動範囲が広がっている事を、実感していただけると思います。
40肩、50肩だけでなく、肩こりも全く同じです。
ハンモックピローで横向き姿勢になって、
ゆっくり、大きな肩回しを、是非お試しになってください。
無理はしませんように!