日本人の5人に1人が、睡眠に何らかの悩みを持っています。
一晩でも眠れないのは、つらいことです。それが、日々続くようだと、心や身体にたいへんなダメージを与えます。
入眠しやすくするためには、リラックスすることが欠かせません。
身体も心も興奮している状態だと、交感神経が優位になっているので、なかなか眠りに入ることができません。
そのため、できるだけリラックスした状態=副交感神経を優位にするために、緊張状態をゆるませる必要があります。
その方法として、よく言われるのが腹式呼吸です。お腹をふくらませながら3で吸って3で吐く。そして、しばらく止めて息を吸う。それを数回繰り返すのですが…
しかし、この腹式呼吸は、少し問題があります。リラックスした状態で行わなければ、逆にストレスになってしまうのです。
肩や首に力が入った状態で腹式呼吸を行っても、ゆるむどころか逆にいきんでしまって、緊張してしまう場合もあります。
リラックスするための腹式呼吸のはずが、リラックスしてから腹式呼吸をしなければいけないのでは、まるでにわとりが先か、卵が先か?これでは本末転倒です。
しかしながら、呼吸をゆっくり深く行うことはとても大切です。
だからこそ、意識して腹式呼吸をするのではなく、無意識に自然と深い呼吸になってしまう方法をお教えしましょう。
それは、ハンモックピローです。
ハンモックピローは頭をのせるだけで、頭の重さから首が解放されるので、自然と首の緊張した筋肉がゆるみます。
すると、首と肩はつながっているので、肩に入った力も抜け、無意識に深い呼吸ができるようになるのです。
さらに効率よく首回りの緊張をゆるませるには、ハンモックピローに頭をゆだねながら、ゆらゆらと身体を揺らします。
すれと、こり固まっている筋肉が解放され、自然と腹式呼吸になり、副交感神経が優位になります。
気持ちよく、うとうとしてきて、眠くなってくるのです。
日本人の20人に1人は不眠のため睡眠薬を使用しているのですが、薬に頼らずに自然に眠りにつければ、それに越したことはありません。
首には、交感神経や副交感神経の中枢が集まっているので、首の力を抜くことが、自律神経を調節することにつながります。
さまざまな不調の原因は首にあるとも言われており、首の力を抜いて副交感神経が活性化することは、心と身体を癒す最適な方法です。
にも関わらず、今まで首の緊張をとるための方法は、なぜかありませんでした。
マッサージや治療院などに行っても、首はクレームにつながりやすい場所なので、積極的な施術はされません。
病院で投薬を受ければ、筋弛緩剤やうつの薬などを処方されていたのです。
しかし、薬は副作用があります。医療機関に継続して通わなくてはいけないので、費用も持続的にかかります。
できるなら薬に頼らなくても、自分で簡単に解決する方法を見つけられたら、どんなに良いでしょう。
ハンモックピローを使用している方の、ほぼ全ての方に、ハンモックピローを使用していると眠くなる、と言われます。
東海大学で、ハンモックピローの睡眠促進効果を研究したところ、
ハンモックピローで就寝すると、普通の枕に比べて「深い眠り」が約1.5倍長くなることがわかりました。
また、ハンモックピローで就寝すると、普通の枕に比べて途中覚醒時間が半分以下になりました。
首がゆるむと、自然と腹式呼吸ができるようになります。
そして、自然と眠気がやってきます。
皆さんも、眠れない辛さを薬に頼らずに解消するために、ハンモックピローを上手に使って、不眠対策してみてはいかがでしょうか。